【話題】 闇営業 で問われる意識

今更だが、自分の身を守れるのは自分だけ

生活が困窮しているとか、会社のシステムが悪いとか、それよりも先に考えなければならないのは、

 

事務所を通さない事が全ての原因なんだよ!

ということ

 

…を声を高らかにして言っている人を見かけた。テレビを通して。

 

しかしそんな一言で片づけられるような単純な話ではない、はずだ。

 

なぜなら、芸人さんは芸をしたいという感情がある。そして芸を磨いていきたい。

芸というのは… 見せる人がいて、見る人がいて成立するもの。

いくら観客のいない場所で50回100回練習したところで、1回の実演に勝る経験値や価値はない。

「見てくれると言うなら、何処へなりと行きますよ!」と思っているのが芸人道の本質ではないだろうか。

 

そこには、もちろん 光営業 (バイトや派遣)をしながらの両立をしている人も多いし、闇営業はやってはいけないということは間違いない事実。

 

ただ、やはりそういった状況を踏まえた上でもやはり厳しい部分がある。

それは光営業(バイトや派遣の仕事)に穴をあける訳にもいかないと考えてしまうからだ。

急な芸の仕事が入っても、安易に 「行けます!」 と言い辛いのが現状である。

そうなると起用側は 「じゃあ別の人にするか」 といった構図で、負のスパイラルから抜けられなくなる可能性が高い。

チャンスがあっても掴みにくく、その機会をことごとく逃している人も実際相当数にいるに違いない。

確かに闇営業はダメだが、今のままではシステムが古く、アップデートさせる必要がある。

昔の芸能事務所に多く見られる形式として、あの 石原プロ と同じ『契約書が無い方針』であるとするならば、“出るのも入るのも自由” という部分まで同じにするべきだ。

 

さて、この辺りまでくると、「昔はもっとヒドかった」 「我々もその環境でここまできたんだから」 などという声がそろそろ上がってくる頃だろう。

 

しかし 時代はかわるもの だ。

ジャングルジムは危険だから撤去。組体操も危ないからダメ。先生は生徒を叩いてはいけない。面接で 尊敬してる人 を聞いてはいけない。反社会組織と関わってはいけない…etc etc

昔の人には想像もつかなかったような意見が、今はかなり問題になっている。

 

 

そしていつまでも かわらないもの もある。

 

上が退かないから、中堅が増えていく。その下はもっと膨大な数になり、今や飽和状態。

その図式は、それはもう数多の企業にも当てはまる憂慮すべき事態なだけに、とても他人事とは思えないぐらい。

 

しかしどれだけ理由を並べても、だから闇営業をして良いという話にはならない。が、そういった背景があるという事だけは、汲みとっておきたい所。

 

 

もっとも、ある程度の知名度や地位が確立しているにもかかわらず、やってしまった人間に関しては擁護する余地がほぼ無い。

小遣い稼ぎだったのか、頼まれたからだったのかは発表されていないので解らないが、今回の責めを重く受け止めるべき人間がいるとすればこの者たちだということだけはハッキリしている。

謹慎中には暗がりの中へ逃げることなく、キチンと光の射す場所へ自発的に赴くことで、しっかり更生して貰いたいものだ。

コメント